ヤマハから2013年のBB-Carolino以来、10年ぶりの新商品が登場しました。2024年3月に発売予定の新商品テューバ・YCB-623Sにあわせて開発されたこのマウスピースは、近年主流のスタイルと言えるヘルバーグスタイルを取り入れつつ、ヘルバーグとは異なるカップの深さやリム・スロートを採用しており、十分な響きを確保しつつもヘルバーグ系の代表選手とも言えるSchilke HellebergⅡやConn Hellebergより演奏の負担が少なく、あらゆるレベルの奏者に無理なく使うことができるような配慮にあふれています。
リムは丸みをやや感じ、BB-Carolinoに近い口当たりの良さを感じます。さらにウエイトも通常のスタンダードモデルより軽量化しており、このマウスピースが相応の熱量を持って企画されたモデルであることがうかがい知れます。
そして何より物凄いことにヤマハはこのモデルを「スタンダードモデル」として発売したことにより、近年のマウスピースの価格としてはあり得ない低価格を実現しています。
世界の標準マウスピースを目指すヤマハの新たな挑戦が、ついに始まりました。
B.Cテューバ用
リム内径 32.86m
スロート径 8.00mm
カップ やや深めのVカップ
シャンク アメリカン