現在第一線で活躍する国内のトッププレイヤーによるユーフォニアム・テューバアンサンブル「ボトムズ・アップ」。それぞれが単独でコンサートを開催しても会場が満席になるほどの人気アーティスト4名がユニットを組みました。
一般的にトップアーティスト同士のアンサンブルはそれぞれのスケジュール調整が困難なことから活動頻度を高めることができずに「お祭り」的なユニットとなることが多くなりますが、ボトムズ・アップは定期的なコンサートやイベント出演・レコーディングを継続しており、メンバー個々人の高い力量がお互いに相乗効果でさらに高まった、アンサンブルユニットとしての高い完成度と音楽性を持っているのが特徴です。
現在日本のユーフォニアム・テューバアンサンブルの最先端にして頂点といっても過言ではないこの「ドリームチーム」、ぜひご体験ください。
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※レーベルによる解説文
オーケストラやソリストとして活躍する人気ローブラスプレイヤー4人が結集したボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテットのデビューアルバムです。
ソリストとして活躍著しいユーフォニアムの新井秀昇と安東京平。オーケストラだけでなくソリスト、アンサンブルでも定評のある次田心平とピーター・リンク。
彼らの奏でる圧倒的なテクニックと重量級のサウンド!包み込むような柔らかい音色から突き動かすようなパワフルなビート感など幅広い音楽に驚くことでしょう。
また、新井のオリジナルの曲も収録。圧巻の縦横無尽に展開変化する重低音。ユーフォニアムとテューバによる最強アンサンブルをお楽しみ下さい。
(ナクソス・ジャパン)
『Bottoms Up!』
【曲目】
1. マルティーノ:ファンタジー
2-4. ヨーク:PCカルテット「トラディショナル・ヴァリューズ」
I. Intrada
II. Pastorale
III. Postlude
5-8. ジェイコブ:4つの小品
I. Andante Tranquillo
II. Allegro Vivace
III. Larghetto
IV. Allegro
9. フォーヴス:コズミック・ヴォヤージュ
10-12. ペイン:テューバ四重奏曲
I. Allegro
II. Andante
III. Vivo
13-15. ブラ:セレスティアル組曲
I. Eclipse
II. Canzone Lunaire
III. Solar Plexus
16. 新井秀昇:小序曲
17. 新井秀昇:祈りー東日本大震災被災者のためのー
18. 新井秀昇:祭輪舞
19. スティーヴンス:パワー
20. スノーデン:テイク・ディス・ハンマー
【演奏】
ボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテット
新井秀昇(ユーフォニアム)
安東京平(ユーフォニアム)
次田心平(テューバ)
ピーター・リンク(テューバ)
【録音】
2021年12月20-22日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
<新井 秀昇(ユーフォニアム)>
埼玉県出身。洗足学園音楽大学を最優秀賞を受賞し卒業。第5回Jeju国際金管コンペティション第3位、第26回日本管打楽器コンクール第3位、第7回津堅コンクール第1位。これまでにユーフォニアムを露木薫、舟越道郎、大塚哲也の各氏に、即興演奏を平野公崇氏に師事。2016、2017、2018年のアジア・テューバ・ユーフォニアム・フェスティヴァルに、また国際テューバ・ユーフォニアム・カンファレンス2019にアーティストとして招聘されリサイタルを行う。創作にも取り組み、特にその性質をよく知るユーフォニアムやテューバを使った作曲作品を多く手掛けている。これまでに3枚のCDアルバム(「NASOTA」/2017年、「くもり時々雨のち晴れ」/2019年、「ユーフォニアム・アラカルト」2021年)をリリースする。ブラスバンド・ゼファー プリンシパルユーフォニアム奏者、ファンカル、各メンバー。洗足学園音楽大学非常勤講師、日本ユーフォニアム・テューバ協会常任理事。
<安東 京平(ユーフォニアム)>
北海道芦別市出身。矢田部賞を受賞し国立音楽大学卒業。ロームミュージックファンデーション奨学生として,アメリカアラバマ大学大学院修士課程修了。これまでにユーフォニアムを竹内広三,三浦徹,Dr.齋藤充,Dr.DemondraeThurman,ヒロ野口の各氏に師事。第24回日本管打楽器コンクールユーフォニアム部門第1位,第25回ファルコーニ国際ユーフォニアムコンペティション第1位,他入賞歴多数。 2017年初の全国5都市を周るツアーを開催。2019年5月初のソロアルバム"DREAM"をリリース,レコード芸術誌特選盤に選出されている。ITEC2019ではソリストとして招待されソロリサイタルを開催。室内楽活動,吹奏楽やオーケストラのエキストラ奏者としても活動中。国立音楽大学,桜美林大学,札幌大谷大学・高校各ユーフォニアム非常勤講師。
<次田 心平(テューバ)>
京都市立音楽高校(現・京都堀川音楽高校)を経て京都市立芸術大学を首席で卒業。同時に音楽学部賞、京都音楽協会賞を受賞。第24回日本管打楽器コンクール第1位。日本フィルハーモニー交響楽団を経て読売日本交響楽団テューバ奏者となる。日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団とテューバ協奏曲を共演。オーストリアのリンツ、アメリカのインディアナ、テネシーの国際テューバ・ユーフォニアム大会、ポルトガルのローブラスの音楽祭”グラヴィッシモ!”にそれぞれゲストアーティストとして参加。2015年にはセルジオ・カロリーノ氏とデュオコンサートのライブ録音が「Yamaha Tuba Duo/SuperLive!」としてオクタヴィア・レコードよりリリース。また、侍Brass、ワーヘリ、The TUBA band、なにわ《オーケストラル》ウィンズのメンバーとしても演奏活動およびCD録音を行なっている。これまでにDVD「テューバマスター」、CD「TuBest!」、「Mr.Tuba!」をリリース。テューバを鹿島三嘉、武貞茂夫、ダニエル・ペラントーニ、ロジャー・ボボの各氏に師事。洗足学園音楽大学准教授、東京音楽大学講師、尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科講師として後進の育成にも力を注いでいる。
<ピーター・リンク(テューバ)>
アメリカ合衆国バージニア州出身。1995-99年、アメリカ陸軍音楽隊に在籍。2002年デポール大学音楽学部入学。2003-2006年シカゴシビックオーケストラを経て、2008年より仙台フィルハーモニー首席テューバ奏者。これまでにシカゴ交響楽団、シンシナティ交響楽団、デトロイト交響楽団、ボストン交響楽団、シアトル交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなど、世界各地のオーケストラに客演。2017年にはソロリサイタルツアーを日本で行うとともに、プサン国際音楽祭、ジンバオ国際音楽祭においてもソリストとして招聘され、協奏曲の共演またリサイタルを行い大好評を博した。タングルウッド音楽祭を始め、世界各地のマスタークラスに講師として招聘される。2017年より、仙台にてSTEC(Sendai Tuba EuphoniumConference)を主宰し、ミュージックキャンプを行なっている。仙台ジュニアオーケストラ、宮城学院女子大学音楽科講師。